12年経過した牛床マットの張替えを経験しました
記事作成:帯広営業所 S.K
長年ご愛顧いただいております、ボビレックスについてのお話です。
今回はマットの性能ではなく、耐久性のお話をさせていただきます。ボビレックスをご使用いただいたことがない方から「何年くらい使えるの?」と言うご質問をいただきます。
確かに、どんなに良い牛床マットでも数年で張り替えると言う訳にはいきません。そこで、先日北海道にある酪農家で「ボビレックス」の張替え現場の立会作業がありましたのでその時のお話をさせていただきます。
ボビレックスの性質上、設置後約1年はマットが4~5cm程伸びます。つなぎ牛舎、フリーストール牛舎、牛のサイズ等で違いはありますが、伸びる分も計算し設置します。
こちらの酪農家ではしっかりと日頃のメンテナスをしていただいておりました。文房具の大きめのカッターで簡単に切っていましたが、年数経過とともに薄くなってきていました。
≪12年程前に設置、張替え前の写真≫
そこで、ボビレックスを固定しているマウントバーは問題なかったので、今回はバーをそのまま再利用、マットのみを取り換えました。
≪張替え後の写真≫
ボビレックスはエアーを80%以上で牛の体重で程よく沈み、安楽性、保温性、評価が高いです。さらに、マウントバーがあることにより、牛が横向きではなく真っ直ぐ寝ます。さらに、このバーに蹄がかかるため、寝起きがスムーズになり、喰べる・飲む・寝る行為を頻繁に繰り返すことが可能になります。
乳牛に必要な休息横臥時間は1日の約半分である事を考えれば「牛床」はとても大切な場所です。その時間が長いほど、乳量が多くなることが試験研究でも明らかになっています。
私にとって、12年経過した耐久性あるマットの張替えをしたのは初めての経験なので、報告させてもらいました。
ボビレックスとマウントバーが気になった方は是非ホームページを確認、お問い合わせ下さい。