ランピースキン病の感染防止に寄生蜂ミニワスプ
記事作成:岡山駐在 Y.M

今回の「ちょっと一休み」は寄生蜂ミニワスプについてです。
昨年11月に福岡県でランピースキン病が感染確認され、現在では22例230頭の発症が確認されて大きな問題になっています。
経路として、サシバエ等の吸血昆虫により拡大する恐れがあるようです。少しでも感染拡大防止のお役に立てればと思い、弊社の取扱商品「ミニワスプ」をご紹介します。
ミニワスプの成虫がサシバエの蛹に卵を産みけ、ふ化した幼虫がサシバエの幼虫を捕食します。
薬剤ではないので抵抗性の発現はなく環境、人体へ影響がないので安心して使用していただくことができます。春先から増えてくるサシバエ対策の一環として検討する良い時期です(画像)。

サシバエの発生個所は下記の図の場所のように除糞がうまくできず、湿気のある場所に発生しているケースが多いです。

1回目ミニワスプ導入時は寄生蜂を定着させることがポイントで、(通常より2~3倍量導入)量が少ないとうまく定着してくれません。その後は2週間程度間隔を空けて年に5回程度導入すると効果的です。
また、IGR剤と併用はできますが、ハエ等の成虫駆除剤との併用はできませんので注意が必要です。導入時期は早いようですが3月くらいから始めたほうが効果かあるようです。
輸入の関係で発注時期が決まっていますのでご興味をお持ちのかたはぜひ、当社営業担当までご連連絡いただけると助かります。
西日本、九州では気にかけておられる方が多いかと思います。
ランピースキン病感染拡大予防として弊社より発信できるものは随時発信できればと思っています。
少しでも皆様の問題解決にお役に立てれば幸いです。