ベトナムは活気にあふれ畜水産が盛んでした
記事作成:本社営業部 Y.I
昨年の暮れに、国産商品の輸出を目指しベトナムへ行ってきましたので報告します。弊社からは私と同僚の二人でしたが、グループ会社の三洋貿易とベトナムスタッフで飼料会社や代理店に商品を紹介しました。
ベトナムの畜水産事情について、北は養豚、養鶏、南は養豚、養鶏だけでなく酪農、養殖が盛んで飼料会社は200社程がありました。特に、養豚は日本の2.5倍の市場ですが、母豚30頭程の小さな農場が多く、飼料タンクが無いため20㎏袋の配合飼料を手で給与しているようです。
また、ベトナムはエビが有名ですが、水産は世界トップ5に入り、飼料市場は一年に4.5百万トンで日本の10倍にもなります。
酪農は国営の大手乳製品会社の「ビナミルク」が、15農場と17工場を管理、国内最大のシェアを誇っています。一方、私の印象に残ったことは、スーパーの鶏卵売り場と同じ場所で、アヒルの卵も販売されていたことです(写真)。
孵化直前のアヒルの卵を茹でた「ホビロン」というベトナム料理が一般的で、アヒルがメジャーな畜産物です。価格は鶏卵が24,800ベトナムドン(約150円)に対し、アヒルの卵は40,900(約248円)と少し高めです。
もう一つは人とバイクの多さで、人口は増加傾向にあり2023年に1億人を突破する勢いです。平均年齢は33.3歳と若い人が多く、日本と比較すると街中に活気があふれていました。このことからも、ベトナムの畜水産市場は今後さらに発展していくと推測できます。
今回の出張で、ベトナム語と英語が飛び交うミーティングが多く、とても新鮮で貴重な経験になりました。今後は海外の畜産情勢にも目を向け、営業員として邁進していきたいと改めて感じました。